アジスロマイシンとテトラサイクリン系の相違点と匂い

アジスロマイシンはマクロライド系に属する抗生物質です。抗生物質は効果・作用での分類で、抗菌剤と殺菌剤に分類されますが、アジスロマイシンはテトラサイクリン系と共に抗菌剤に属します。因みに抗菌剤とは殺菌作用に関しては極めて乏しく、細菌類の増殖を抑制する働きを指します。マクロライド系の特徴は、比較的副作用が少なく、適応範囲が広く、小児から老人まで幅広い年齢層で使用されています。また最小発育濃度よりも高い濃度を保つ事で効果をより発揮します。特にアジスロマイシンではマイコプラズマ感染症に対しての感受性が高く第一選択薬として使用されています。又、クラミジア感染症に対して有効性は評価されており、同症例では頻繁に使用されます。更に薬剤相互作用作用については少ないとされており、その点でも優れていると言えます。匂いについては、取扱説明書上の掲載は特段なく、軽微なものと考えて差し支えありませんが、小児への使用頻度が高いところから、匂いや味等その他に配慮した小児用薬剤が開発されている事でも知られています。これらの匂い等の要素は成人とは違い小児にとっては服用に際して、思いの他重要になるだけに優しい気遣いと言えます。対してテトラサイクリン系薬剤はマクロライド系と同じく汎用性はあるものの、耐性菌の存在が数多く報告され有用性が低下しています。しかし、一部の症例に対しては依然として特異的な有効性を所持しており使用されています。又安価な事もあり家畜に対する感染症予防の効果を狙い予め飼料中に混入されているケースもあります。又、テトラサイクリン系においては薬剤相互作用や、副作用についても注意すべき点が幾つか報告されています。効果の点で共通項の多い両薬剤ではありますが、上述した理由から使用頻度はアジスロマイシンを始めとしたマクロライド系が多く使用される傾向にあります。