細菌感染とウイルス感染はどう違うのか

細菌とウイルスは同じようなものだと思っている人が多いですが、細菌とウイルスは全く違うものです。
細菌は生物学的にはRNAとDNAの両方を持ち合わせており、人間と同じ生物の一種です。
ウイルスはRNAかDNAのどちらか片方しか持ち合わせていないので、生物学的には生物ではありません。
ウイルスは細胞内で増殖して細胞の構造そのものを変えてしまいますので、ウイルス感染は細菌感染よりも重篤化するケースが多いです。
エボラ出血熱やエイズはウイルス感染によって発症します。
インフルエンザもインフルエンザウイルスによって発症します。
細菌感染とウイルス感染の大きな違いは、細菌感染は抗生物質を投与することによって、細菌を殺して治療することができますが、ウイルス感染は抗生物質が全く効かないことです。
エボラ出血熱の治療法がない理由は、抗生物質が全く効かないためです。
ウイルス感染の中でも狂犬病は、致死率が100パーセントに近く、感染すると100パーセントに近い確率で死に至ります。
ウイルス感染の病気を治療するには、事前にワクチンを摂取することが必要になります。
狂犬病にはワクチンがありますので、ワクチンを接種しておくと感染を防ぐことができます。

アジスロマイシンの薬理的な作用とは

アジスロマイシンはアメリカの製薬メーカー、ファイザー社が製造販売している医薬品です。
日本での商品名はジスロマックといいます。

アジスロマイシンは、15員環マクロライド系抗生物質製剤です。

薬理的な作用は、細菌の70sリボソームの50サブユニットと結合し、タンパク合成を阻害して抗菌作用を呈します。
つまり、細菌のタンパク合成を阻害して細菌が増えるのを抑える効果があります。
抗生物質には殺菌的(菌を死滅させる)に効果のあるものと、静菌的(菌が増えすぎるのを抑えてコントロールする)な働きで効果のあるものに大別されますが、アジスロマイシンは静菌的に作用するタイプになります。

また、抗菌作用としては、ブドウ球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌等の一部グラム陰性菌、ペプトストレプトコッカス属、マイコプラズマ属、クラミジア属に抗菌作用を有し、その作用は他のマクロライド系抗生物質と同程度です。
そして、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌においては組織移行性が良好で従来のマクロライド系抗生物質より強い防御効果と治療効果があるといわれています。
ある一定濃度以上になると、黄色ブドウ球菌とインフルエンザ菌に対して殺菌的にも作用します。